この記事では未経験からコンサルに転職したい人なら絶対に読んでおきたい本を紹介します。
複数紹介しておりますが、どれも必須レベルのものですので今すぐ買って読みましょう。
コンサルはスピードが大事。
特にフェルミ推定・ケース問題はとにかく数をこなすことが大事なので1冊だけ買えばいいや、というのはやめましょう。
目次
コンサル面接はケース対策が必須
コンサル転職においてはケース対策が必須。
戦略コンサルはもちろん、総合コンサルでもサラッと出題される可能性があります。
合格を勝ち取るためにもケース面接対策は絶対にしておきましょう。
フェルミ推定とケース問題を包括してケース面接と言われがちですが、違うものになります。
フェルミ推定:一年間のトイレットペーパーの消費量は?といった数量を問われるもの。
ケース問題…トイレットペーパーの売り上げを上げるにはどうするか?といった施作を問われるもの。
ケース問題を解くにあたり、フェルミ推定を使って出した数字を根拠にしながら解決策を提示していく流れが主です。
範囲で言えばケース問題はフェルミ推定を包括するような形で、難易度はケース問題の方が高くなると言えます。
フェルミ推定、ケース問題には明確な答えがなく、思考プロセスがどうであったか(論理的であったか?)に重点が置かれます。
慣れていないと何をしていいかわからなかったり、やる気が出なかったりすると思います。
まったく何が何かさっぱりという方は、以下で紹介する書籍を読んで概要をつかみつつ、ケース対策をしてくれるエージェントを有効活用することをおすすめします。
おすすめケース対策本
ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術
数冊読んだ中で一番わかりやすかったので、最初に読むことをおすすめします。
答えを出すまでにどういったプロセスを踏むかが詳細にわかりやすく書かれております。
口語体で書かれているので、講義を受ける気分で読み進めることができます。
まずはこちらを読んで、どう解いていくかをざっくり理解しましょう。
理想は完全に内容を暗記する勢いで読みこんでください。
現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート
問題集に近い本。
フェルミ推定の技術を読んで考え方をなんとなく理解したあと、こちらで数をこなすと良いでしょう。
フェルミ推定の技術、東大生が書いたフェルミ推定も巻末に問題が大量に提示してありますが、解答解説が一切ないので時間がない人は触らずにいていいでしょう。
考え方が定着するまで同じ問題を反復し、違う書籍に移りましょう。
過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題
前半がフェルミ推定、後半がケース問題を実際に出題されたお題にそって解答プロセスが記述されています。
フェルミ推定をある程度理解した後使用すると良いでしょう。
1つ1つの問題に対してわかりやすく、長すぎず解説がされているので読みやすくおすすめ。
コンサルを受けている人は絶対読んでいると言っても過言ではない一冊。私はコンサルに転職していった先輩方に教えてもらって購入を決めました。
私は1日1題は絶対に読む、ということを心がけていました。本のサイズも東大生シリーズより一回り小さく、持ち運びにも便利。
東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート
上記でおすすめしている東大生のフェルミ推定本のケース問題ver。こちらも合格者の使用率が高い印象。
ケース面接で使えるフレームワークが紹介されており、今までの知識を強化するのに大変役立ちます。
この本は必要条件であり十分条件ではないレベルですので、さっさと習得していろんな問題を解くようにすることが大事です。
過去問で解く〜と東大生ケースを往復して力を身につけていきましょう。
戦略コンサルティング・ファームの面接攻略法―――マッキンゼーの元面接官が教える秘密のノウハウ
練習問題がかなり豊富かつ、内容もレベルが高いものになっています。
上記の本をマスターした後、この本を重点的にこなしていけば盤石かと思います。
ケースだけでなく、コンサルに求められているものであったり、面接での立ち回りについても記載があり充実した内容の一冊。
読み物としても面白いので、時間がある人はじっくり読んでみてはいかがでしょうか。
とはいえ消化するには時間がかかるので、もう時間がない!という人は上記の書籍を回しつつエージェントなどとケース面接の練習を進めていきましょう。
役立ち本
面接でもちろん、入社後も役に立つ知識が吸収できる本を厳選しました。
有料な書籍が見つかり次第追記していこうと思います。
世界一やさしい問題解決の授業
巷でおすすめされているロジカルシンキング系や考える技術といった本は初見では難解で挫折してしまう人も少なくありません。
この本は中学生でも理解できるような内容にもかかわらず、しっかり論理思考について学べるので侮るべからず。
初学者・未経験者だけでなく、経験者も知識の整理に役立ちます。
まだ持っていないという人は今すぐ購入すべき一冊。
イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」
コンサルでは特に短い時間で結果を出すことを求められます。
短い時間で効率的に動かないとただでさえ残業をしないといけないのに徹夜で頑張るハメに…ということは往々にあります。
そんな環境で生き残るための思考法のヒントがこの本から学ぶことができます。
世界一やさしい課題解決の本を読んだ後ならなんとなくでも内容がわかると思います。
直接実務にすぐに活かせる内容ではないですが、一度読んでおいて損はない内容。
私は社会人になる前に読みましたが、今でも読み返すほど。自分の中で大事な知識となって活躍してくれています。
仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
私のファーストキャリアは中小SIerでしたが、上司にコンサル出身が多く、常に”仮説は何か?”と問われる日々が続きました。
最初は仮説仮説うるさいが?と内心で逆ギレをかましていましたが、効率的に仕事を進める上で仮説思考は大変役に立ちます。
とりあえず思いつきで発言したり事実だけを報告するのではなく、自分の中で”こうかもしれない”と仮説を立てた上で検証・調査をすることで効率的に業務を進めることができます。
何をするしてもまずは自分の中で仮説を立てるということの大切さを学ぶことができる一冊。
コンサル入社後は必須の思考法ですし、ケース面接においても役に立つので人生において少しでも早いタイミングで読むことをおすすめします。
最後に
上記の本で紹介した本を読み込み消化すれば面接でまったく歯が立たない、ということは避けられます。
コンサル特有のカタカナ言葉なども抑えることができるので面接までにしっかり読んでおきましょう。
あなたの転職活動がうまく行くことを願っております!
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